リニア出力ホール効果センサーの新しいアプリケーション (変位量、角度位置など) では、小型パッケージサイズと共に高い精度を必要とします。Allegro A1388 および A1389 リニア ホール効果センサー IC は、両方の要件を満たすように特別に設計されています。これらの温度安定性に優れたデバイスはミニチュア表面実装パッケージ (SOT23-W) で提供されます。
各デバイスの精度は、工程時の最適化によって強化されています。各デバイスには特定の用途または回路の、デバイス感度と静止時電圧出力 (QVO: 磁場がない場合の出力) を最適化する不揮発性メモリが搭載されています。この A1388 および A1389 に最適化された性能は Allegro の工程時テストで感度と QVO の両方に対して温度係数をプログラミングすることにより、動作温度範囲全体で維持されます。
これらのレシオメトリック ホール効果センサー IC は、印加した磁場に比例する電圧出力を供給します。静止時電圧出力は、電源電圧の約 50% に調整されます。
これらのリニア デバイスの機能は、高い精度を必要とする自動車および工業用途での使用に最適で、幅広い温度範囲 (–40°C ~ 150°C) にわたって動作します。
それぞれの BiCMOS モノリシック回路には、ホール エレメント、ホール エレメント固有の感度ドリフトを減らす温度補正回路、小信号の高ゲイン アンプ、クランプされた低インピーダンス出力部、および独自のダイナミックなオフセット キャンセル技術が組み込まれています。
A1388 および A1389 センサー IC は、小さく薄型の 3 ピンの表面実装 SOT-23W スタイル パッケージ (末尾は LH) で提供されています。このパッケージは鉛フリーで、リードフレームは 100% 曇り錫でめっき加工されています。