リニア出力ホール効果センサーの新しいアプリケーション (変位量、角度位置など) では、小型パッケージサイズと共に高い精度を必要とします。Allegro A1318 および A1319 リニアホール効果センサー IC は特にこれらの要件を両方とも満たすように設計されています。これらの温度安定性に優れたデバイスはミニチュア表面実装パッケージ (SOT23-W) で提供されます。
各デバイスの精度は、工程時の最適化によって強化されています。各デバイスの特徴である不揮発性メモリは、特定のアプリケーションまたは回路のデバイス感度および静止出力電圧 (QVO: 磁場が存在しない出力) を最適化します。この A1318 および A1319 の最適化性能は、Allegro のラインの終わりの検査時に感度および QVO の温度係数をプログラミングすることにより動作温度範囲全般で維持されます。
これらのレシオメトリック ホール効果センサー IC は、印加した磁場に比例する電圧出力を供給します。静止時電圧出力は、電源電圧の約 50% に調整されます。
これらのリニア デバイスの特長は高精度を必要とする自動車や工業用途に最適で、–40°C ~ 150°C の広範な温度範囲で動作します。
それぞれの BiCMOS モノリシック回路には、ホール エレメント、ホール エレメント固有の感度ドリフトを減らす温度補正回路、小信号の高ゲイン アンプ、固定された低インピーダンス出力部、および独自のダイナミックなオフセット キャンセル技術が組み込まれています。
A1318 および A1319 センサー IC は、3 ピン表面実装型 SOT-23W パッケージ (末尾は LH) で提供されます。このパッケージは鉛フリーで、リードフレームは 100% 曇り錫でめっき加工されています。