A1346は安全性を重視したアプリケーションに最適な解決策です。それは先進的な診断機能の、追加された恩恵を有する、充実したダイの冗長性が組み込まれています。これらの2つの機能の組み合わせにより、アプリケーション (診断が影響を及ぼさない、でなければダイが一時的に反応しない状態を与えてしまう) を中断せずに高度なレベルの診断機能を実現します。この組み合わせは他に(外部)コントローラが、ダイの出力が一致しない場合にどちらのダイを信頼するのかの決める事が出来ます。
A1346 デバイスは2つの高精度、プログラマブル ホール効果リニアセンサーでオープン ドレイン出力を持つICで、車載および非車載双方のアプリケーション向けです。A1346 の信号経路は入力磁気信号から正確かつカスタマイズされた出力電圧を生成出来る、外部プログラミングによる柔軟性を提供します。A1346 は最も要求の厳しいリニア フィールド センサ アプリケーション向けの、特に設定度と信頼性の高い解決策です。
BiCMOS モノリシック集積回路は各々のSoCに組み込まれています: ホール センサー エレメント、ホール エレメントの固有の感度を低減しドリフトを相殺するための高精度温度補償回路、小信号高ゲイン増幅器、特許取得済みのダイナミック オフセット キャンセル回路、および最先端の出力線形化回路と先進的な診断検出を統合しています。A1346は他に類を見ないレベルの、カスタマがプログラムできるオプションを提供します。
A1346 の重要な機能は、非線形の入力磁場に対して高度にリニアなデバイス出力を生成する能力です。これを実現するためにデバイスは ユニークな線形化係数をそれぞれのセグメントに適用出来る様な、16 セグメント分の カスタマがプログラム可能な線形化を特徴としております。線形化係数は EEPROM の参照テーブルに保存されます。
A1346 はSAEJ2716に加えた、独自のSENTプロトコル: SSENT と ASENTがあります。これら双方のプロトコルはユーザが1つのSENT ライン に最大4つのデバイスを接続出来、システムのコストを低減する事が出来ます。SSENT は同じラインに接続された幾つかのセンサ を順次アクセスする事が出来ます。 SSENT は単一SENT ライン上でのセンサの帯域幅を最大限にし、システムのパーフォーマンスへの影響を少なくする様な非常に低いオーバーヘッド方式を提供します。ASENT は共通 SENT ライン上の全てのセンサをランダムにアクセスする事が出来ます。双方のプロトコルは他のセンサが継続して問い合わせに応答を行いながら、その同一ライン上の個々のセンサーを診断モードに移行出来るので、センサ ソルーションの有効性を100%保ちながら非常に高度な診断範囲を実現します。
A1346 は100% 曇り錫でめっき加工された、表面実装の鉛フリーの 14 ピン TSSOP パッケージ (末尾は LE) で提供されます。