A1260:チョッパ安定化高精度垂直型ホール効果ラッチ

A1260垂直ホール効果センサーICは、温度安定性とストレス抵抗が極めて高く、過酷な環境下での動作に特に適しています。このセンサーはパッケージ上の製品名の記載された平面に対しN極とS極が切り替わる事で作動します。2つのパッケージ、表面実装のSOT23WとスルーホールSIPにより、設置位置に対して様々な方向での検知が可能になります。動的なオフセット キャンセルで接合部最高温度175°Cの優れた高温特性を実現し、一般にデバイスのオーバーモールド、温度依存性、および熱応力によって引き起こされる残留オフセット電圧を低減します。

各デバイスには、電圧レギュレーター、ホール電圧発生器、小信号増幅器、チョッパ安定器、シュミット トリガー、最大25mAまで引き込みできる短絡保護オープンドレイン出力を1つのシリコンチップ上に実装しています。内蔵電圧レギュレータにより3～24Vの供給電圧で動作可能です。最低3Vの電圧で動作しますので、3.3Vのアプリケーションでデバイスを使用でき、また電源ピンに外付けの直列抵抗を追加して高い過渡電圧から効果的に保護できるという利点があります。

垂直のホール効果素子に対して垂直向きで十分な強度のS極磁界で出力がオンになります。出力をオフにするには、N極の磁界が必要です。パッケージ タイプLHは3ピン変形SOT23W表面実装型パッケージで、パッケージのピンの無い面に垂直方向の磁界に感知します。UAパッケージはスルーホール型の超小型SIPで、製品ラベル面に平行でパッケージの上部から印加される磁界に感知する、スルーホール実装のリード形状です。パッケージは両方ともRoHS準拠の鉛フリー（末尾T）で、リードフレームは100%無光沢スズメッキ加工されています。